40代で起業して半年。売上ゼロの失敗談を全部さらします!
こんにちは、一人社長(ソロプレナー)のJINです。
- 「40代で起業するとどんな感じ?」
- 「現在40代で起業しようか1年以上悩んでいる」
- 「具体的な失敗パターンを教訓にしたい」
40歳でマイクロ法人を設立してから半年が経過しました。
未だ売上ゼロでビジネスを模索しているフェーズです。

会社として非常に重要な時期を迎える一方で、この半年間で数々の失敗を経験してきました。
今回は創業期の失敗を振り返り、これから起業予定の方にも参考になる情報をまとめていきます。
創業前の起業準備の話は下記の記事を参照ください。
40代で起業後の今
私の状況
- 家族構成:私(40歳)、妻(専業主婦)、子(幼稚園児)
- 持ち家:なし

稼がなければというプレッシャーはありますが、サラリーマン時代のような人間関係に起因するストレスは皆無です。
育児と家事以外は常に仕事している感じです。
起業後のリアルな生活スタイルはこちらの記事をお読みください。
会社の状況
- 半年前に従業員ゼロのマイクロ法人を設立
- 現在は売上がゼロ
- 仕事場所は自宅
- 事業内容はスモールビジネス
(中核となるビジネスを確立できていない) - 税理士報酬以外で数万円レベルでの支出はほぼない
※登記簿上の本店はバーチャルオフィスの住所を利用しています。
バーチャルオフィスについては下記の記事をお読みください。
スモールビジネスを基本とし、支出をかなり抑えられているため防御力は高い一方で、まだ中核となるビジネスを確立できていない状況です。
最小コストで始められるビジネスを検証しては失敗(撤退)を繰り返しています。
良くも悪くも初期投資が数百万以上かかるようなビジネスには手を出していません。
理想としては、発生させた利益から次のビジネスに投資する循環を生み出したいです。
17年間ITエンジニア → 40代でひとり社長へ
少しだけこれまでの経緯を記します。
自分の経歴など
- 学生時代、ひとり営業してネイルサロンなどのHP制作をしていた
- サラリーマン歴は17年でITシステム会社に勤務
- 半分は技術研究部門にいて、半分は新規事業開発にいた
- YouTubeやX,書籍で長年起業界隈を観察してきた
- 知人にVCから資金調達したスタートアップ社長がいて刺激を受けている
いろいろ経験してきた結果、家族がいることや年齢的にも自分の器的にもスタートアップより、スモールビジネスが向いていると自己分析しています。

40代で起業しようと思った理由
学生時代から起業しようと思っていたのですが、社会経験を積むためになったサラリーマンがあまりにも安定していていつの間にか起業のモチベーションが下がっていました。
ミッドライフクライシス
40代で起業を突き動かした1つ目の要因は「ミッドライフクライシス」です。
症状の説明は専門家の方に譲るとして、サラリーマンを辞める前の3年くらいは、
- このまま同じ仕事を次の20年も続けるべきなのか?
- 最近ほとんど成長が止まった感覚になっている
- やる気と体力が年々低下してきている
といった具合にまさに「第二の思春期」みたいな感じでした。

資金が確保できた
長年起業に向けて細々と貯金&投資をしてきましたが、本当に運が良かっただけですが資産運用益が発生したため思いがけず起業資金を確保することができました。
皆さんの中にも昨今の株価上昇の恩恵を受けている方いらっしゃるのではないでしょうか?
サラリーマン時代に新規事業開発の経験を積めた
約8年ほど新規事業開発の部署にいました。
自身がゼロから企画し、数億円の売上規模にサービスを育てた経験もあります。
自信にはつながりましたが、スモールビジネスをする上でそのままスキルを活かせたかというとやはり構造が違うため何とも言えません。
起業を決心する根拠のない自信には貢献してくれました。
起業してすぐ直面した現実
1つのビジネスに絞りきれなかった
この後まとめる失敗パターンにもつながりますが、起業してすぐは何をしようか本当に悩みました。許認可が必要な事業もありますが、どんな業界でどんなスモールビジネスを展開するかは選択肢がありすぎて最初は絞り込むことに悩みました。

スモールビジネスなので結局はニッチで具体的な課題を見つけられるかが勝負だとは思いますが、まずは業界を絞るうえで、
- 市場が成長している
- 法改正や生成AIの登場などでルールチェンジが起きている
などを狙った方が成功の確率はあげられると考えました。
ここは今も進行形で模索中です。
孤独感が想像以上だった

元々サラリーマン時代もリモートワークで自宅で仕事することも多かったのですが、ビデオミーティングなどで打ち合わせがぎっしり詰まっていたので他者と常に話しているため孤独はそこまで感じませんでした。
マイクロ法人の場合、従業員ゼロが基本なので仕事中誰とも話しません。
銀行の法人口座開設の時に銀行の方とWeb面談をしたのですが、緊張というより他者と話せて楽しいという感覚が強かったです笑
半年経過した今では孤独にも慣れつつあります。
同じような境遇のマイクロ法人社長と繋がるのも良いと思います。
私の失敗パターン5つ
ここからは40代で起業して半年が経過した私の失敗について解説していきます。
1. ノープランで起業したこと
メンタルやパワハラなどでやむを得ず急遽会社を辞めたなどの特別な理由がない限り、ノープランで起業はとても危険だと思います。私が身をもって体験しました。
巷でよく言われるように、副業で収益がある程度発生した状態で起業するべきだと思います。
ビジネスは仮説→検証→失敗の繰り返しであり、いつか小さな成功に辿り着き事業が安定していくかと思います。
このトライ&エラーをいかにたくさん実施できるかが成功のカギだと思います。
起業してからより、サラリーマン時代に副業で何回も低リスクでトライ&エラーを繰り返しておくと有利であることは言うまでもありません。
それでもなお、副業で収益が発生していた事業も起業後に外部環境などにより一瞬で収益ゼロになることもあります。
後述しますが、起業後はトライ&エラーをたくさん実施できるよう資金の十分な確保が重要になります。
2. 得意なことではない領域に手を出した
代表的なスモールビジネスとして下記が挙げられます。
- せどり
- 物販
- YouTubeチャンネル運営
- 動画制作代行
- SNS運用代行
- アフィリエイト
- 受託開発
- コンサル
私はアフィリエイト歴が8年以上ありアフィリエイトは得意です。
サラリーマン時代に副業としてアフィリエイトで良い時には月40万円ほど稼いでいました。
運営していたブログは全てサラリーマン時代に売却しています。
YouTubeのチャンネル運営は初心者です。
この状況に関わらず、ブログよりYouTubeだろうと創業初期にYouTubeチャンネル運営に手を出しました。
AIが得意だったのでAI(Google Flow)で生成した動画を投稿していました。
運よくバズって収益化し登録者数も5千人を超えましたが、その後すぐ「大量生産されたコンテンツ」として収益化停止させられYouTubeを退場しています。
3ヶ月間の出来事でした。
AIで生成した動画は年明け以降、収益化停止祭り状態だったのにも関わらず突っ込んでいって案の定収益化停止された次第です。
やはり、一人で事業を始める際は社長本人のスキルに大きく依存するので「本人が得意な領域やスキルが活かせる分野」の方が成功確率があがると思います。
今は初心に戻り得意なアフィリエイト分野に注力しています。
3. AIに頼りすぎた
失敗はまだ続きます。
サラリーマン時代にアフィリエイトをやっていた時はChatGPTやClaudeみたいな生成AIなんてありませんでした。
せいぜい記事のライティングを外注するくらいしか楽はできませんでした。
しかし今は生成AIを使えば記事作成も自動でできると思い、試しに記事をAIに書かせたらそれっぽいのが仕上がりました。
毎日、AIに1万文字の記事を3記事ほど書かせて投稿していました。
ですが全くアクセスは伸びませんでした。
Googleに見透かされていたと思います。ネット上の寄せ集めみたいな熱量のない記事が評価されるはずありませんでした。
今はAIと壁打ちをしながら、自分の経験などネット上にはない1次情報を基本とした記事を自分の言葉で書くように軌道修正しています。
私は短期間に生成AIで2度も失敗したことになります。どうしても楽したくなりますが、面倒な事ほど参入障壁になると考え遠回りしてでも丁寧に仕事するように改善しようと思います。

4. 起業後の少額M&Aで失敗
さらに失敗は続きます。
最近は美容室や飲食店などの実店舗のビジネスだけでなく、アフィリエイトサイトみたいな少額の案件もM&A仲介サイトで買うことが可能です。
少額がゆえに利益が安定しない案件が多いです。
これもサラリーマン時代からいくつかアフィリエイトサイトを買ったり売ったりした経験があるため、油断していました。
50万円ほどで購入したアフィリエイトサイトが買収直後にGoogleコアアップデートの影響を受けて収益が激減しました。
運もわるければ、記事の品質や被リンク状態など購入前の事前チェックが甘かった自分がわるいです。反省してます。
これはたった1ヶ月間の出来事でした。
ちなみに2026年時点だとアフィリエイトサイトの売買をするなら「ラッコM&A」がおすすめです。案件も豊富ですし、運営をしているラッコ株式会社はサイト売買の課題を1つずつ解決しようと取り組んでいる姿勢が良いです。
5. 子育てとの両立に悩んでいる
※育児自体はとても好きで、試行錯誤しながら取り組んでおります。
問題は、起業時のマンパワーでなんとか乗り切らなければならない時期と育児の時期が重なっていることです。
起業に集中した方が事業の立ち上げの成功確率はあがるとは思います。
ただし、子供が小さいときは一瞬でありかけがえのない時間です。
このバランスが非常に難しく今でも両立に悩んでます。
これは起業前から予測できていたので、ある程度融通が効く一人社長かつ実店舗みたいに接客を必要としないWeb系のスモールビジネスを選択したのは正解だったと思います。
育児もサラリーマン時代より柔軟にできています。
失敗しているけど、何とかなりそうな根拠
ちゃんと言語化できていませんが、
- ちゃんと失敗して軌道修正できている(トライ&エラーできている)
- 半年で3回失敗と良いペースである
- 良くも悪くも大きい投資はしていない
- 毎月の支出が最低限であり防御力が高め
- 資金はまだ十分にある(生活費も含めて)
- 融資にも動く予定(日本政策金融公庫)
- マネタイズに向けて注力すべき領域が見えてきている
といった具合です。
やはり、資金を充分に確保することが重要だと改めてこの半年で思い知らされました。
資金が順調に減っていくと何とも言えないプレッシャーを感じます。
底が見えてきたら冷静な判断ができなかったりすると思います。
また、収入源として私は投資も続けているので収入源を分散でき安心に繋がっていると思いました。
失敗を踏まえた改善
長期的視野で事業を育てる
起業当初は1日も早く売上が欲しいと思い、短期的に稼げそうなことをしたり、M&Aに期待したりしてました。
- YouTube経験→1年未満
- アフィリエイト経験→8年以上
この場合、アフィリエイトに軸足を置きつつYouTubeチャンネル運営も長期的にチャレンジしていくが安牌かと思います。
アクセス全体で見れば、ブログなどアフィリエイトサイトのアクセスはAI台頭で下がっています。ただし、AIの回答では満足しない、例えば本人の具体的な体験談を知りたいなどの領域は代替されにくく依然としてアクセスはあると考えます。
その領域すらもYouTubeにアクセス数を奪われてはいるのは事実です。
それでも、マイクロ法人である一人会社が食べていける売上規模なら残っていると考えます。
M&Aの注意点について:
M&Aの全てがそうではないですが、サラリーマン時代にアフィリエイトサイトを売却した経験から言うと、売りに出すということは少なからず何かしらマイナスな理由があって、大抵は売上が落ちる予想ができているから売り抜けたいなどがあると思います。
それを理解したうえで慎重に買収する案件をチェックする必要があると思います。
資金は多い方がやはり有利
起業した当初は融資は考えていませんでしたが、やはり資金は多いに越したことはありません。戦略的に資金確保に向けて行動した方が良いなと思いました。
もちろん無駄遣いは避け、支出を少なくし防御力を高めることも同様に重要になると思います。
融資を受ける場合は法人口座が必要になると思います。
法人口座開設した時の話を記事にしているので参考にしてみてください。
40代で起業を考えている人へ伝えたいこと
起業したい理由を明確に言語してみること
サラリーマンの場合、日々のタスクに忙殺されてなかなか落ち着いて起業する理由を見直すタイミングがないと思います。実際、私もそうでした。
しかし、起業後だと目の前のことで手一杯になるので、なんで起業したのか忘れて違う方向に進んでしまう可能性もあります。
できればお金をたくさん稼ぎたいというよりは、どんな方向に進みたいかのイメージを言語化することをオススメします。スピード重視でM&Aを使うだったり、遅くても良いのでゆっくり確実に目的地を目指しゼロから自分で事業を育てるなど様々な手段はありますが、最終的にどこが目的地なのかが重要だと思います。
ここがブレてしまうと、儲かってきてもサラリーマン時代に逆戻りで忙しすぎて家族との時間を持てなかったり、人間関係のストレスを抱えることになるかもしれません。
起業前に最低限準備しておくべきこと
これはもう当たり前かと思いますので、あまり触れません。
起業する前でも行動することは可能かと思います。
サラリーマン時代に副業としてなら何回でも安全圏でチャレンジできるかと思います。
40代だからこそ有利なこと
良い意味でも悪い意味でも40代になるとある程度の社会経験があるので、スキルはもちろんビジネス感覚や自分の得意不得意を心得ているはずです。
自分の声にしっかりと耳を傾けて、無理をしない起業の仕方を考えることができると思います。20代の勢いのある挑戦的な起業とはまた違った強みを出せると思います。
まとめ:失敗続きでも起業してよかった
今のところはになりますが、起業してよかったと思います。
もちろん起業はハイリスクであることには違いないので、失敗はつきものでリスクを下げる努力や工夫をしつつ、1度きりの人生なのでより貴重な体験ができることを楽しみたいと思います。
また同時に起業で悩んでいる全ての40代の方に起業をオススメしたいとは思いません。
やはり、向き不向きがあると思ってます。それは性格や素質もそうですし、環境も指します。全て自己責任の世界ですので、自分と真剣に向き合って慎重に決断することをオススメします。
コメントでぜひみなさんの決意などを聞かせてください!

